<2018年度>理事長挨拶
2018年度理事長 北村 潤

理事長所信
「はじめに」
一般社団法人大津青年会議所は、昭和28年に設立されてから今日に至るまでの65年間、明るい豊かなまちづくりを築き上げるため、その時代に何が必要かを考え様々な活動を行ってまいりました。特に創立60周年以降においては、大津の次世代を担う青少年の健全な育成を目指した「大津っ子次世代育成プラン」を掲げ、大津の青少年の愛郷心を育み郷土愛を醸成すべく、5年間運動に邁進してまいりました。これからの青年会議所は設立した思いを基に、青年会議所の在り方や存在意義や存在価値をもう一度見直し、我々の果たすべき担いを見出さなければなりません。その為には、現在入会5年未満のメンバーが多数を占める中で、大津JCがおかれている状況に対しメンバー一人ひとりが真摯に課題に向き合い、改善や改革に向けて取り組まなければなりません。
青年会議所には「奉仕・修練・友情」という我々の運動の基礎なる三信条があります。三信条の意は、JC運動とは、若い人々が集まって自己啓発・修錬を行なう場であり、培われた力を用いて地域社会にサービス「奉仕」する事。そして、そのトレーニング・サービス「修練」を支える力として、会員全員、同士を貫くフレンドシップ「友情」。というものです。もう一度三信条の意味を学び、先輩諸兄から脈々と紡いできた想いを実践することが「明るい豊かなまちづくり」に繋がると確信しております。
2018年度大津青年会議所は創立65周年という節目を迎える重要な1年になり、その責務を果たすべくメンバー一丸となって組織運営を行ってまいります。
「LOMの勢いを醸成する」
組織の力を創る上でまず大切なことは、共に活動する仲間を増やすことです。近年、会員数の減少が顕著であり、現在10年前の半数以下で構成されているのが現状です。共に活動するメンバーが集うからこそ勢いのある組織となり、しっかりとした組織を構成することによって、メンバー一人ひとりの力が結集できると考えております。会員拡大はいわば組織を築く基礎ともいえます。その為には、青年会議所活動に共に参加していただけるメンバーを一人でも多く増やすことが必要不可欠です。大津JCメンバー全員が自信を持ち一丸となって拡大活動に取り組んでいきましょう。
大津JCに勢いを与える為には、メンバー一人ひとりの資質向上と意識の向上が不可欠です。数多くの学びや経験により自己を向上させる為には、JAYCEEとして、または青年経済人として、そしてひとりの「ひと」として成長していかなければなりません。今年度は、青年会議所での経験や経歴などの浅い大津JCメンバー一人ひとりが、今後さらに大津JCに勢いを与える為に、資質を向上できる研修を様々な角度から考え、企画し、より効果的な研修を行います。
大津青年会議所が勢いのある組織になる為には、それぞれのフィールドで活躍している勢いを持つメンバー各々が持つ資質や熱意を組織に結集し、お互いから学び高め合うことが必要です。メンバー同士が切磋琢磨し、高い意識を共有することで互いの良いところを吸収し、自己の成長に繋げ、その互いの成長を組織に転換することができれば、大津青年会議所はより勢いのある組織となります。その為にメンバー同士が互いを理解し、意識を共有できる交流の機会を積極的に提供する交流事業を行ってまいります。また過去の大津青年会議所に勢いを与えてこられた先輩諸兄との交流の場を通じ、その勢いや想いに触れることと、滋賀ブロック協議会をはじめとする各地青年会議所との交流から様々な意識や情熱を感じ取り、さらには文化や風習、考え方も違う者同士の国を超えたJCI KOREAソウル瑞草JCとの交流は、我々大津JCに勢いを与える糧となります。
「LOMの勢いを発信する」
大津青年会議所は「明るい豊かなまちづくり」をテーマとして運動を行っております。
明るい豊かなまちづくりを実現する為には、地域の皆様に我々の活動を発信していかなければなりません。我々の運動や活動を地域の皆様に広く伝え知ってもらうことができるように様々な情報発信ツールを活用し、より効果的な広報活動を行います。
また、我々が持つ勢いを地域へ発信する為には、組織として明確な意志を持ち、運動活動を行っていることをメンバー皆が理解し、組織としての規律を遵守し、円滑な組織運営を行うことが重要です。その為には様々な各種手続きを正確に、また迅速に行い、スムーズで活気のある各種会議、事業や例会をメンバーが安心して行えるサポート体制を構築していきます。
そして、我々大津JCの勢いや、運動、活動をより地域の皆様に発信する為に、「明るい豊かなまちづくり」の実現をすべく、地域の皆様に向けた対外事業を行います。我々の運動や活動を通じて、大津青年会議所の勢いや意義を理解して頂くことで我々の組織が認知され、地域に必要とされる組織となると確信しております。
「65周年に向けて」
創立65周年を迎えるにあたり、大津JCは「大津っ子次世代育成プラン」の総括を行いました。創立60周年ビジョンとして掲げたビジョンは、行政や地域住民との連携を強化し琵琶湖に代表される豊かな自然や千年の歴史が織りなす伝統や文化等の素晴らしさを子どもたちに伝えることによって心の豊かさと逞しさを育み、その想いがさらに次世代へと継承されることを目指して5年間活動してまいりました。今年度、これまで取り組んできた事業の成果を踏まえながら、新たな中期ビジョンを策定し、より大津の明るい豊かなまちづくりの実現に向けてあらゆる角度に視点をむけ、活動を行ってまいります。
「結びに」
わたくしは青年会議所に入会して多くの仲間と出会い様々な経験を共有し、人として大きく成長したと実感しております。もしあの時先輩のお誘いを断っていればどんな人生を送っていただろうと考えます。青年会議所は20歳から40歳までの青年経済人が集まる組織です。わたくしは2011年に入会し、はや8年目を迎えます。入会当初はあと10年もあるのかと言う思いで活動しておりましたが、今となってはあと4年しかないのか・・・と言う寂しい思いでいっぱいです。
今まで経験してきたことを今年度全て大津JCに伝え率先して行動して参ります。年々メンバー数は減少しております。メンバー数が減るとJC活動に様々な支障が出てきます。今一度メンバー全員が今の大津JCと向き合い現状を再認識し、背水の陣を敷くことが大切だと考えます。メンバー一丸となって大津JCに勢いを与えることにより、大津JCが活性化し地域が変わっていきます。青年会議所活動の時間は有限です。しかし、青年会議所活動の可能性は無限です。創立65周年を迎える大津青年会議所。まずは大津青年会議所の次世代を担うメンバーの先頭に立つものとして、自分自身の勢い、勢力をLOMに与えるべく一年間邁進してまいります。